神室連峰 (小又山1,367m)
左の画像は・・・『尿カラーチャート』と言って、排泄された尿から体の中の脱水状態を知るための表。
1番上の色が「最適」な色で、まっ普通の状態ですね。まっ、2~4番までなら問題ない色ってことになるでしょう。
マズいのは5番目以降の色。・・・『DEHYDRATED』、つまり脱水状態だってことですね。
人間は、体の中に水分を確保しようとしますから、余分な水分で薄まることなく老廃物が排泄された証拠ですね。
最後の色なんかは、赤に近い相当濃い黄色をしてるんではないでしょうか?
で、何を言いたいか?ですが・・・下山→反省会の翌日、6~7番目の色の尿が出ました、せのきんです(笑)
アルコールは水分ではありません。体の水分と一緒に蒸発する液体です。・・・気をつけましょう。
では、山の話に戻ります!
本来の計画通りであれば、火打岳~小又山~神室山と縦走するはずだった私達『Team:きたむ~』でしたが・・・
残暑厳しいこの時期に、避難小屋泊の装備を担いで水場の無いルートを歩くのは不安と判断、小又山から神室山を目指す事にしました。
それでも、永遠に続くとさえ感じる急登にやられ、三角点タッチが限界だった私達の記録・・・覗いてみてください。
(最上町観光協会HPより)
標高1,367メートルの小叉山は、痩せ尾根として知られる神室連峰の
最高峰である。
その形状は、主峰神室山よりも抜きん出て美しく、五角形のピークを突兀としてもたげており、規模からみても神室山を上回る。
主稜線に浮かぶ最も遠い山の一つだが、その貫禄は独立峰のように立派であり、孤高の光を放って君臨している。
日帰り登山の対象として、この山に登るには、砂利押沢を遡行して稜線の砂利口に出て、ここから東西非対称の主稜線を北東に辿るものと、
最上町の西の又からの二本があるが、両コースとも
健脚向きといえ、いずれも取り付きから片道4時間を超えるだろう。
平成24年8月19日(日) 曇り時々雨
【07:00】 登山口到着
事前の調査では、「登山口手前で、11月まで木の伐採作業を行っているので、4kmほど林道を歩く」と書いてあるレポがあり・・・
「登山口までは、朝食とアップを兼ねて1時間は歩かなきゃ」なんて言ってましたが、助かりましたぁ。
(日曜日だったから、作業が休みだっただけかもしれません。西ノ又沢登山口方面はチェーンで封鎖されてました。)
【07:30】 根の先(大又)登山口
さっ、準備を済ませたら『神室山避難小屋』に向けて、「いざ
出発!」です。
まずは越途ピーク、それから小又山山頂を経由して神室山まで10時間の行程です。
神室連峰は、西側が緩く東側が急な・・・平仮名の「へ」を逆にした山の形をしています。
よって、最初から
急登!
ステップの確保も難しいようなつつら折れの坂をヒィコラ言いながら登ります。
【07:50】 一合目
体を慣らすにはキツすぎる登り!ウォーミングアップのつもりが・・・もう汗ダクダク
【08:50】 二合目
次は何合目の表示があるか期待しつつ、登りまくって・・・やっと二合目
「もしかして、この間隔で次が三合目だったら参るね」なんて話をしながら、とにかく登る!
(その前に、1度思いっきり下りますけど・・・)
【09:20】 三合目
「山と高原地図』のCTでは1:20のところを・・・30分オーバーで通過。
「誰だ!こんな時間設定したの!!」と悪態つける部長も、たまらずポールを装備。
【10:05】 四合目
「おっ、なんとなく木々の感じが変わってきましたね」なんて淡く期待してみる。
木々の隙間から『神室山避難小屋』が遥か遠くに・・・見えませんか?
考えたくない!これからあそこまで歩くなんて・・・考えたくもない!
【10:40】 五合目
「やっと半分って、何の半分だよ!」とキレ気味の部長は・・・ミレーのザックを新調。
【11:10】 六合目・越途ピーク
CTから遅れること30分・・・どうにかこうにか、
越途(こえと)ピークに到着。
たまらずザックを下ろし、「食えるうちに食っちゃいましょう」と昼食タイム。(写真を撮る余裕無し)
【11:55】 七合目(越途ピークで30分の休憩を取ったので、六~七合目間は約10分)
この先で、私達とほぼ同時に登山口をスタートした山形ナンバーのベテランさん(ソロ)が下ってきた様子。
「ひっ、日帰り装備だとこんなに早いのかよ!」と2人で驚愕。ますます背中の荷物が重く感じる
もう日差しを遮る木々も無く、暑さを凌ぐため・・・タオルを被り、ジプシーなスタイルの部長。
【12:15】 八合目
木々の間からやっと『小又山』が見えました。
まだこれから、完全に山1個分は登らなきゃいけなそうな距離ですけど・・・。
それよりその先には神室山までの3時間が待ってますよ。
【12:45】 九合目
ベテランさん(ソロ)に「最初の登りに比べれば、楽な坂ですよ」と笑顔で言われたけど・・・足が出ない。
完全に意気消沈。
目に見えてる山頂の遠いこと
休みながらゆっくり登りましょう。
(写真:小又山手前から連峰南側を撮影)
【13:10】 小又山山頂
5時間半掛かって、やっと小又山山頂に到着。
お隣にいた方が、ちょうどお昼ご飯を終わらせたようでしたので・・・休憩もそこそこに、すかさず記念写真をお願いしました。
モザイク越しにはなんとなく笑顔っぽく見えますが・・・完全に作り笑いです。
せっかくなので、山頂で少しの間お話をさせていただきましたが・・・
① 神室山までは、ここから3時間以上はある
② 神室連峰を東から登るのは、朝日連峰はおろか飯豊連峰・寒江山を日暮沢より攻めるより厳しい
③ 南の方から雨雲がやってきている
④ 山形にはいい山がたくさんある。無理しなくても山は逃げない
以上のようなことをやんわりアドバイス頂き・・・(考えること数秒)
下山を決意!
神室連峰縦走・・・私達にはまだまだ早かったようです。
とりあえずは、単発で神室連峰の全山制覇を目指しつつ、いつかは縦走できればと。
(写真:小又山山頂より、縦走路(火打岳方向)を撮影)
(写真:小又山山頂より、縦走路(天狗森・神室山方向を撮影)
【15:05】 六合目・越途ピーク
帰りは雨に追いつかれ、途中雨宿りがてらに休憩をはさみながら下山。
写真を撮る気力も無く、唯一撮ったのは・・・部長にもらった冷え冷えの
ミニッツメイド(グレープ)
【16:50】 GOAL
雨雲に追われるように下山。・・・と、同時に待ってましたの大雨。(写真は登頂前に撮影したものです。)
「こうなったらどうでもいいや」と大又沢の清流で、汗を流すも、モヤモヤだけは消えず。
う~~ん、まいった!とスッキリしないままに下山してたら、GPSのログを停止することすら忘れてました。
なので、ログのENDは『白川渓流公園』のトイレまでとなっています。
さて、次はどこに登りますかね?
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