前日の夕方、子供たちの帰りを待ち自宅を出発、余裕をもって岩手県内にIN。
途中北上市内でダーツ&食事をしてから、『
道の駅はやちね』まで移動して駐車場の隅っこで車中泊。
翌朝は5:00起床で、食事をしながら5:30に登山口到着です。
(ご存知のように、平日なので河原坊登山口駐車場までマイカーで入れます。)
【6:00】 河原坊登山口
「
これまでに経験したことがないような大雨」が九州地方に被害をもたらす中、スタート。・・・まだ、小雨。
(あっ、今回はソロなので・・・こんな感じで裏画像が入っています。)
こんな日用に防水メモ帳。
雨に濡れた岩場で歩き方を確認しつつ、ウォーミングアップ。
ダケカンバやオオシラビソの林を雨に打たれながら進みます。
ゴツゴツ露出した岩が多いですが、浮石等も少なく歩くには問題なし。
コメガモリ沢を何度か渡りますが、まだ雨の影響はないようです。
【6:30】 頭垢離(こうべごおり)
水はハイドレーションと勝手に口に入る雨がありますので・・・十分です
中途半端にナンバリングされた標識
(何番まであるのかもわからず・・・先が怖い)
このへんからは、いよいよ
急登の始まり。
晴れならアスレチック感覚でピョンピョンいきたいところですが・・・今日は雨。しかも
大雨!
数歩ずつ、足場を確かめながらゆっくり登っていきます。
【7:00】
先行していた3人組のパーティーに追いつき、小休憩がてらに立ち話。
なんでも、岐阜からお越しのパーティーで八幡平・岩手山と制覇して早池峰山が最終日だそうです。
「今日は何にも見えないねぇ」とちょっと残念そう
「何も見えない」と言われ、ここは
『花の百名山』でもあったことを急に思い出し、かき集めるように撮影。
マルバシモツケ ミヤマオダマキ ミヤマシオガマ ハヤチネウスユキソウ
いよいよ核心部ですね。
もう神風にも似た下からの突風に、体を預けた方が早いんじゃないかと思うぐらい。
【7:30】 御座走り
山頂まで0.8km・・・全然進まない
ロープに騙されず、右側の岩を登りましょう。
・・・58番。
なっ、何番まで続くぅぅ。
【7:50】 打石(ぶついし)
濃霧の中、飛んでいた天狗が頭をぶつけた、という言い伝えのある「打石」
それより、なんでこんな顔して撮ったんだろう?と、モザイク越しにも伝わる恥ずかしい顔。
【8:10】 千丈ヶ岩
ポケット開いてて、雨が大量にin。
岩にステップが切ってあるので、見た目よりも登りやすい
ナンブイヌナズナ ミヤマシオガマとミヤマアズマギク
94番。
「あっ、もしかして100番まであったのか!」と小さな閃きを無視して・・・
【8:30】 早池峰山山頂(早池峰神社奥宮)
「岩だらけの山頂は意外に広く、県内は言うにおよばず、隣県の名峰まで遠望できる」(引用:岩手県の山)・・・はずもない。
とっ、とにかくタッチ
避難小屋をお借りして、着替えと休憩をさせていただきました。
【9:00】 下山開始
ちょっと約束があったので、帰りは小田越コース側に下ります。
【9:15】 剣ヶ峰分岐を経て、鉄ハシゴ
念願の鉄バシゴ。
妻には「20mは続く垂直のハシゴ。」と伝えましたが・・・実際は5m×2ぐらいでしたね。
(ちなみに、仕事では15mの垂直梯子を8秒で登れます)
【9:35】 五合目御金蔵
岩陰のベンチで小休憩・・・待ち人はまだ来ない。
もう
雨降り過ぎ!道が川化しちゃってるじゃないですかぁ!
(小田越から登ってこられた2組ほどのパーティーが、引き返す途中でした。)
わおぉっ、
来たよ、
会えたよ!佐藤佑人くん。
(佐藤佑人氏とは・・・PEAKS等の山雑誌でお馴染みのイケメン山岳ガイド。山形県出身) ウェブサイト:
Marvelous Trail
同郷ということもあり、以前からTwitterなどでやり取りをさせていただいてました。
で、偶然にもこの日早池峰山にガイドで登ると言うので「会えたらいいね」なんて話をしてたわけです。
ガイドの途中で、快く写真に写ってくてた祐人くん・・・ありがとう。
*そんな祐人くん率いる団体さんも、この5分後には撤退したとのことでした。
ここ道です。
【10:20】 小田越登山口
いやいや、なんとか無事に下山することができました。
あとは、舗装道を3km弱テクテクと歩いて戻ります。
【11:00】 河原坊登山口
本当は『薬師岳』にも登るなんて息巻いていましたが・・・今日は勘弁してやりますよww
そうとなれば話は早い!
さっさと着替えを済ませたら・・・盛岡市内で1番ウマいと評判の『盛桜閣』で冷麺食うぞぉぉ!
案の定、大盛り(¥1,100)でも腹は満たされず・・・山頂用に買っておいたおにぎり×2をほおばりながら帰路につくのでした。