んだらば！

（写真はWikipediaから拝借）

鳥海山（日本百名山）は、山形県と秋田県の県境にあって、日本海に面し、標高２，２３６メートル。
またの名を出羽富士とも呼ばれ、山麓周辺の人々の守り神として、古くから崇められてきました。

気象変化は激しく、それだけに四季の彩りも鮮やかで、その自然の変化には目を見張るものがあります。
降り積もった雪が豊富な沢水となり、幾条もの谷を刻んで広い山裾に流れ、御水は水田を潤し稲を育ててきました。

人々の生活の背景にはいつも鳥海山があり、信仰の山としての存在も大きく、その姿の美しさとともに心の支えとなっています。
（鳥海山登山ガイドから）

と言うことで、Team：きたむ～、久しぶりの活動は・・・
私のキャンプの師、ブログの師、山の師でもあるＲさんをお迎えしてレオを探しに鳥海山まで。

のはずが部長が所用により欠席。
「部長不在の陣」で、登頂することとなりました。

Rさんに、我が家までお迎えに来て頂いた揚句に、テントまで間借りして楽しい夜を・・・
（新しいカメラの画像サイズ設定が16:9になっていました。ちょっと横長ですが・・・）

(　・ω・)ﾓﾆｭ?・・・雨？　朝3時半に雨音で目が覚める。
時折激しく降る雨に加えて近くで雷の音。　隣で寝ているRさんは・・・えっ！爆睡（笑）
なぜ、私側に寝返りをうつのですか？私、( ´д｀ )ﾏﾏ…じゃないですよ。


・・・の朝は、久しぶりに出ました“ひっぱりうどん”からスタート。
心配された雨も上がったことだし、まずはしっかりと飯を食わねば話になりませんからね。
　

聞けば午後からは天気も回復傾向だと言うことで、とりあえず出発（でっぱ）！

今回は、体重が3kg減な上にデジイチ＆ケースをコンデジに変えたので1.5kgの減に成功。
その分、水を多く担いでも、以前よりは軽くなってる・・・と信じてSTARTします。


でも、ガス。


20分ほどで『滝の小屋』に到着。・・・ガス。
中を覗くと利用者が1人いましたので、軽めの会話を交わし情報交換。


じゃあ、再スタート。
『滝の小屋』付近は石がゴロゴロしていて、ちょっと歩きにくに道。


『八丁坂』をグイッと登り・・・


約1時間で『河原宿』に到着。・・・ガス。
中を拝見しようとしましたが、施錠されていて入れませんでした。（トイレも閉鎖）


その先で『千畳ヶ原』との分岐になりますが、今回は『薊（あざみ）坂』方面から山頂を目指しガス。
目印となる黄色のペンキがこんな時でもハッキリと視認できます。


・・・でも、ガス。もう飽きましたか？


前日にテント内で予習した通り、『大雪渓』は左から攻めます。


で、迷子。
黄色のペンキを完全に見失いました
（1番下にヤマレコのルート図を張り付けましたが・・・往路・復路共に『大雪渓』付近はもっとメチャメチャに歩きました。）


まっ、なんとか復帰できたので薊坂（合流点）を目指します。


この辺りから雨が本格的になってきました。
急いでレインウェアを着込み、レインカバーを装着します。


ガス、雨、風・・・たまにはこんな山もいいですねぇ。


出発から3時間半、鉾立ルート側との合流点に到着。


・・・稜線に出た途端に、今までよりも強い暴風雨。
あっ、そう言えば『滝の小屋』でお話した方が「上は相当風が強いかも」なんて言ってたなぁ・・・と思いだしながらの自分撮り。


そんなことをしてるうちに、Rさんは、サッサと行者岳の梯子場を下りてます

合流点から約40分で七高山（しちこうさん・2,229m）に到着。


もう、びちゃびちゃ、グチャグチャになりながら・・・サッサとタッチを済ませました。
（ちなみに、ここ七高山山頂三角点は一等三角点になります。）


鎖場、岩場を慎重に下りながら、山頂小屋（御室小屋）を目指します。


カメラを構えただけでRさんの姿が見えなくなります。視界・・・5m


いや～っ、やっと着きましたよ。


10:45　出発から約４時間半で大物忌（おものい）神社到着。
こんな日はさすがに誰とも会わないだろうと思っていましたが、鉾立ルートからの団体さんとすれ違いました。


売店を除いて今年度の営業はすべて終了しています。
「もう片付けたから・・・。」と隣にあった休憩室（300円）も貸してもらえず、なんとか、バッチ（500円）だけ買いました。
どうりで・・・。　『河原宿』も施錠されていた理由がわかりました。
まっ、バッチを買えただけでも良しとしましょうね。


昼食は空いてた小屋をコソ～リ拝借して・・・。
おにぎり×２、春雨スープ、ブルーベリーチーズケーキ、Rさんのパスタ・・・私、こんなに食う人でしたか？
（家を出る前に体重を量りましたが、下山後と全く変わらずでした。）


さっ、栄養補給も済んだ事だし、下山開始。
まずは、行者岳方面に岩場をガツガツ登りますよ。


Rさんの「ラ～～ク！」・・・とても美声でした。


暴風雨、視界不良、底の見えない崖・・・なんて表現したらいいのか？　結構、ワクワクします。
あっ、途中に浮石踏んですってんころりしたのは内緒ですよ。


途中の写真はありませんが、雪渓まで戻ってきました。
今度はしっかりと、iPhoneのFieldAccessに取り込んだヤマレコのログを参考に下ります。
いやいやっ、往路の雪渓でもアプリは使いましたよ・・・迷ってから


おぉ、『八丁坂』から下の視界が広がり・・・・・・つつあります。
なんだよ、今頃晴れやがって！なんて思いましたが、これも山。


今度はハッキリと『滝の小屋』が確認できます。
目指すゴールはもう少しですねぇ。


ふと、振り返える。
山頂までは望めませんが、緑も鮮やかです。
今度は晴れてる時に来てやるぞ！とリベンジを誓いつつ・・・無事に下山できたことに感謝です。


ふぅ～。
『滝の小屋』到着しました。


あとは、駐車場までは石が敷かれた道を15分ほど下ってゴールとなるわけですが
終始、Rさんの的確なリードのおかげで無事に帰ってくることができました。

んっ？

・・・終始？
私のこれまでの山行、１人の時、ばーばーさんと一緒の時、後輩と一緒の時いずれも晴れでしたが・・・もしかしてRさん、持ってます？

帰宅後に家族から「今日は天気良かったでしょ～？」「日焼けするぐらい暑かったもん」なんて言葉を掛けられました。
「（ちょっとオーバーに）体感温度は一桁だったはず」と伝えると・・・「でも、パパ日焼けしてんじゃん」だって。

＝＝おしまい＝＝